8月号-ヒヤッとしたことから気付いたこと

今朝のことです。
仕事に向かうために車を運転していたんですが、いつもより出るのが遅くなってしまい、少し焦っていました。
交差点に差しかかったとき、左右の確認が甘かったんでしょうね。
危うく他の車とぶつかりそうになってしまいました。
相手はメイン道路を走っていた車。
そりゃあ驚いたと思います。私の方をじーっと睨んできて、なかなか先に進もうとしません。
心の中で「早く行けよ」と、つい悪態をついてしまった自分にハッとしました。
なんだか、相手の態度にイライラし始めてる自分がいたんです。
でも、よく考えてみたんです。
相手はただ驚いて止まっていただけかもしれない。
にもかかわらず「あなたのせいで時間が無駄になった」とでも言いたげな様子に、私の中の怒りがジワジワと反応していました。
私は公務員扱いの仕事をしています。
もしあのとき本当に事故を起こしていたら、処分が重くなるのは間違いない。
それでも、「怒りを発散したい!」という感情に流されていたら、もっと大きなトラブルになっていたかもしれません。
今回の出来事は、もしかしたら“怒りを手放すレッスン”だったのかもしれません。
焦っていたのも、左右確認が甘かったのも、自分の責任です。
でも、そこで相手に対してイラッとしたのは、実は自分自身のミスに対する怒りだった気がするんです。
「なんでちゃんと確認しなかったんだ」
「だから、私はダメなんだ」
そんなふうに、自分を責める気持ちが、相手の態度を通して目の前に現れた。
ちょっとスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、私はそう解釈しました。
「ミスをした自分はダメだ」と思うクセ、ありませんか?
でも、誰かに許してもらうことで自分の罪悪感が消えるわけじゃない。
本当に必要なのは、“自分で自分を許すこと”。
怒りの奥には、実は自分を責めている自分がいて、その自分は怯えて身を縮めています。
その存在を否定するのではなく、やさしく抱きしめてあげる。
それが、心を穏やかにする一歩なのかもしれません。
自分にやさしくしてみよう
最後に
今回の一件で、私は「もっと自分に優しくしていいんだ」と気づかされました。
感情に振り回されそうになったとき、立ち止まって「これは何を教えてくれてるのかな?」と考えてみると、意外と深い学びが隠れているかもしれません。