12月号-被害者意識を手放し、自分の感情に責任をもつ

私たちは「感情の動物」といわれます。
嬉しいこともあれば、悲しいことやつらいこともある。その幅があるからこそ、人生には奥行きが生まれ、「生きている」という実感につながります。

とはいえ、心が深く傷ついているときには、そんなふうには思えませんよね。「この苦しみはいつまで続くのだろう」と不安が押し寄せ、生きることさえ重荷に感じてしまうことがあります。

傷付けられたときの自分の感情をそのまま受け止めること

 

誰かに傷つけられたと感じると、悔しさや悲しさ、そして怒りが湧き上がります。

一般的に女性の方が繊細だと言われるのは、男性が「泣いてはいけない」と感情を抑え込みがちだからかもしれません。(もちろん、性別に関係なく感受性が豊かな人はたくさんいます)

傷ついたとき、私たちは大きく二つの反応を取りがちです。

ひとつは「仕返ししたい」という攻撃的な気持ち。
もうひとつは「もう傷つきたくない」と心を閉ざす防御反応です。
どちらも自然な反応ですが、攻撃しても心は晴れないことが多く、防御しても寂しさが残ります。

では、この苦しみから抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。

それは、自分の感情に対して自分で「責任をとる」ことです。
誰かに謝るという意味ではありません。
ここでいう責任とは、自分の感情に自分で寄り添い、被害者でいることをやめるということです。

多くの人は原因を探したり、相手を責めたりしてしまいます。でも本当に必要なのは、自分の気持ちをそのまま受け止めてあげること。
怒りも悲しみも、まずは「そう感じている自分」を認めることが癒しの第一歩です。

やがて、寄り添われた心は少しずつ回復し、自分の人生を自分の手に取り戻せるようになります。
そのとき私たちは、もう被害者ではありません。
自分の感情を受け止め、主体的に生き直せる力を取り戻した存在なのです。

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