8月号-ハートをつなぐ

ハートをつなぐ、対等性を学ぶ

 

対等性とは、「互いを尊重し合い、上下関係のない関係を築くこと」です。
親子には「親」と「子」という役割があります。そのため、「親なのだから甘えを受け止めるのが当たり前」「子どもなのだから親の期待に応えるのが当たり前」「一人前になってもらわないと困る」といった役割にとらわれてしまうと、対等な関係を築くことは難しくなります。

さらに、今の子どもたちは、親世代とは異なる環境で育っています。話が合わないからと距離を置き、干渉しないようにしているうちに、気づけば心の距離まで離れてしまうこともあるかもしれません。
では、親子が心でつながる関係を築くには、何から始めればよいのでしょうか。
人は、生まれたときは誰かに支えられなければ生きていけません。おなかが空けば食べさせてもらい、おむつが汚れれば替えてもらいます。赤ちゃんは泣くことで自分のニーズを伝え、満たしてもらいます。

そして成長するにつれて、自分で考え、自分で選び、自立へと向かっていきます。
それでも、どれだけ成長しても変わらない願いがあります。それは、「自分の気持ちをわかってほしい」「大切な人と心でつながっていたい」という願いです。
しかし、人と人との関係では、相手の気持ちをすべて理解することはできません。だからこそ、大切なのは「わかろう」と心を寄せ続けることなのではないでしょうか。

ここで私がみなさんにお伝えしたいのは、ハート(心)をつなぐことです。

ハート(心)には上下関係はありません。

うれしい気持ちを一緒に喜び、悲しみやつらさ、寂しさにも心を寄せる。「そう感じているんだね」と相手の心を受け止めることが、お互いを尊重し合うことにつながっていくのではないでしょうか。

「親は子どもの前で涙を見せてはいけない」「弱さを見せてはいけない」と思っていると、心と心でつながる機会を失ってしまうことがあります。
親も一人の人間です。子どもも一人の人間です。

役割を超えて、一人の人と一人の人として心を通わせること。その積み重ねが、年齢を重ねても続く、温かく対等な親子関係を育んでいくのだと思います。

始めるのは、今からでも遅くはありません。

嬉しい気持ちも悲しい気持ちも「そう感じているんだね。」と受け止めてみましょう。
そんな小さな一歩がハート(心)とハート(心)をつなぐ第一歩になります。

あなたも今日からハート(心)をつなぐ練習を始めてみませんか?

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